【VC10 Cream】 美容クリーム ビタミンC誘導体 保湿

ビタミンCの効果

ビタミンC(アスコルビン酸)構造式

ビタミンCの効果としては、
美白(メラニン色素産生の抑制)、
コラーゲン生成促進、血管強化、抗ニキビ、
日光でDNAが傷んだ細胞の修復(抗癌)、
老化の原因である活性酸素などのラジカルの消去、 抗酸化などがあります。(イメージ図②)

しかし、ビタミンCは水溶性であるため、皮脂ではじかれほとんど浸透しません。また、日光などで酸化されやすいです。(イメージ図③)
酸化されると皮膚にとって有害となってしまいます。そのため、本来の効果を発揮できず肌の上で分解されてしまうのです。

ビタミンC誘導体とは

~VCIP(テトラヘキシルデカン酸アスコルビル)~

VCIPの図(図④)
水溶性であるビタミンCに脂肪酸を結合させることで皮膚に浸透しやすくしました。
「皮膚に馴染みのいい成分=肌に存在するもの」ということで、
皮脂脂肪酸にも多く含まれる分岐状の脂肪酸であるイソパルミチン酸とビタミンCをくっつけました。
その結果、VCIP(テトラヘキシルデカン酸アスコルビル)が誕生しました。
VCIPは角質層にある皮脂成分をまとうことで肌バリアになじんで浸透しやすくなりました。
肌深くに浸透したVCIPは皮膚内のエステラーゼという酵素でゆっくりとビタミンCと脂肪酸に分解され、 そこで初めてビタミンC本来の仕事をするのです。そしてそれは、少しずつ長時間作用するのです。
分解産物の脂肪酸は元々の肌にある成分なので分解した後の心配はいりません。

浸透しやすさは、通常のビタミンCと比較して約30倍、皮膚の中での作用時間は43時間以上と言われています。
皮膚に吸収されてから、結合している脂肪酸がはずれビタミンCとなり、皮膚にさまざまな美肌作用を発揮します。 しかも、ビタミンCと比べて安定性が高く酸化されにくいため安全性も高いのです。
※「テトラ」とは「4つ」のこと「ヘキシルデカン酸」とは「イソパルミチン酸」のこと「アスコルビル」とは「ビタミンC」のことです(つまり、ビタミンCに4つのイソパルミチン酸がくっついてるということです。)
さらに、通常のビタミンCにおいて刺激性が問題でしたが脂肪酸をまとうことで解決されています。(イオン化しなくなったため)